エベレスト トレッキング ③ ( 5日目~ 7日目)

エベレスト トレッキング ③ ( 5日目~ 7日目)

今回も トレッキングの続き part3 です (・∪・)

少々、1日あたりの内容が長くなっているので
今日こそ 少し駆け足でいきたいと思います

 

3月23日(5日目):パンボチェ(Pangboche) → ディンボチェ(Dingboche)

真夜中、苦しんでいましたが
朝になると 回復とまでは いきませんが

ゆっくり動けるようには なりました

一応、ガイドさんにも体調のことを伝えておきます
今日は、昨日たくさん歩いて 蓄えがある分
そんなに歩く距離は ないようなので、何とかゆっくりでも行けるかしら

ということで、今日は
パンボチェ(Pangboche) 標高 3,990m から
ディンボチェ(Dingboche) 4,440m まで
3km の山道を 4時間かけて進んでいきます

本日の目的地  ディンボチェ(Dingboche) まで行けば
高山病対策として 高所に慣れるために
ディンボチェ(Dingboche) でまた、2泊する と聞いていたので

今日 頑張れば、明日は休める!!
と思って 頑張ります (•ө•;)

相変わらず 天気は良いなぁ

深呼吸すると 胸は痛むけれど
昨夜ほどの 苦しさは無く (•ө•)

ゆっくり ゆっくり 歩いて行きます

 

 

前方から また、団体さまの行列が やってきます

ゾッキョ君かしら。 かわええのう。

 

本日の目的地 ディンボチェ(Dingboche) の村が見えてきました
(ホッ。無事に歩いて来れて良かった (๑´︶`๑))

ワンちゃんが しばらく付いてくる & 先導してくれました ♡(๑❛ᴗ❛๑)

 

本日、宿泊のロッジ
「HOTEL FAMILY」 に到着です!

ダイニングの様子と、その窓から眺めた景色

窓にはステッカーが貼られています
その隙間から ヒマラヤの山々を パシャリ☆

無事に 到着できて良かった~~~ (´∪`;)+

お昼に到着できたので、お水 3L飲むノルマをこなしながら
しばらく お部屋でゆっくり ボーーーっと座って過ごします

身体は気だるい感じ。

 

3月24日(6日目):ディンボチェ(Dingboche)

朝 5時ごろ
大きな頭痛とともに 目を覚まします

頭で ドクドク脈拍の音と 振動が伝わってきます
1cmも動けん。。。。。。(ー¨ー;)

普段は気になることもない ささやかな音が
とてもうるさく聞こえ、またその音が 頭のガンガンを強めます

頭が痛すぎて、口も通常通り 動かせなくて
しゃべると頭に響いて痛くて
SOSを出すことも なかなか出来ませんでしたが

頭痛の拍動が、ほんの数秒 治まっている時に
同室の彼に HELPを求め、痛み止めを飲んで
しばらく 蝋(ろう)人形 のように 微動だにせず、死んでいました

    ✳

この日は、またまた高所に慣れるために 先へは登らず
ディンボチェ(Dingboche)とまり の日。

激しい頭痛で 死んでいた私には、とっっても ありがたい!

おまけに ガイドさんから言われて、はじめて気付きましたが
鏡をみると 顔パンパン&瞼も腫れあがって いました

ガイドさんから飲むのをストップされていた(副作用が強いから?)高山病予防薬のダイアモックス
この時、はじめて飲むように言われます

今日は 私はロッジにお留守番
他のメンバー 2人は 身体慣らしに 少し散策に出かけていきました

なるべく横にならないで 壁にもたれて座ってた方が良い
とのガイドさんのアドバイスに
部屋のベッドの上に 座って、ボーーーーーっと過ごします
頭痛をなるべく起こさないように 動かず、ひたすら じっと。ぼーーっと。

外は良い天気で、部屋も少し暖かい
窓の外を ぼーっと眺めて、ひたすら ぼーーっとして過ごします
(上の写真は昨日の午後 撮ったもので、天気が違うけど、ぼーっとして過ごした眺めはこんな感じ)

ここはすでに標高4,440mの地。
無理をして、本当に取り返しのつかないことになったら…。
けれど、せっかくここまで登ってきて、目標地点はあと少し(予定ではあと 2日)だし、上まで行ってみたい!
けれど、ガイドさんも「登れるのはいつでも登れる、けど無理して行って 死んでしまったら登れない」
「上まで行けた人 40%、 断念して途中で降りてきた人 60%」
もし これを単独で行っていたら、ペース配分も分からないし、多少の無理をして行っていたかもしれないし、ガイドさんてありがたい存在だな。頼もしいな。
体調がこんなんで、今回は上まで行けないのかな。明日はどうなるのかな…。

色んな気持ちが 相互に渦巻きながら、 3時間ぐらい ぼーーーっと座って
ゆっくり過ごしました(身体がきついしね)

    ✳

ダイアモックスも効いてきたのか、午後は ほんの少し身体が回復してきました☆
しかし、明日からのトレッキングに向けて今日はしっかり療養していたいところ!
午後も ひたすら、午前中と同じように、やはり、ゆっくり ひたすらボーーーー っとして過ごしました

 

3月25日(7日目):ディンボチェ(Dingboche) より下山

夜にも服用した ダイアモックスが効いてか、だいぶ体調は回復してきました ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
頭は 痛いけど、痛み止めを飲んで だいぶ動けます
手足の先も少し痺れているけど(軽度鈍麻ぐらい)、少しだから大丈夫☆

顔は 相変わらずパンパンのようだけど
ガイドさんのチェックより、う~ん… まぁ行ってもOKかな
ということで、出発です!

今日は
ディンボチェ(Dingboche) 4,440mから
ロブチェ(Lobuche) 4,910m まで進む予定です

今日 ロブチェ(Lobuche) へ行くと、明日はいよいよ目標としていた ベースキャンプ・カラパタールへ行く日!!
今日含めて あと 2日で 達成です!

そう思って上へ進みはじめて 10分後。
何だか風が 強い様子

強風に乗って、砂が 目や口に入ってきます
顔はザラザラだけど、ひとまず 目鼻口に砂が入らないように
サングラス&タオルを口鼻元を覆い 結んで歩きます

さらに10分後。
強い向かい風に身体を持っていかれそうになります
おまけに その風のせいで、とにかく大量の砂が 針のように凶器のように痛い!!

他のバディーの皆さんも その風になかなか進めず、たじろいでいます

16年&20年のベテランガイドさんも
こんな天気見たことないよーーー!
16年&20年間で 初めてだよーーー!!

巨大な運動場のような、とても開けた場所を歩いていて
風や砂嵐を 遮ってくれるものが ひとつもありません
そして、その先 1kmぐらい同じ景色が広がっています

しばらく その後も向かってくる強い風と強い砂嵐に、半ば身体を持っていかれながらも
15分ほど、歩み進めますが

ガイドさんが
こんなの初めてだよ!
行く方向の天気も、雪雲だから 悪いしかないよ!!
もう 悪い予感しかしないよ!!!

なんて会話をしながら、いよいよ
もう行けない! 戻ろう!
と、ガイドさんからのストップがかかり、我々は引き返すことにしました

    ✳

あれ、今日泊まっていたロッジには帰らないのかな (・・)
ちょっと 下まで降りて、また別ルートから ベースキャンプ・カラパタールへ アタックするのかな (・・)

なんて 思いながら、4~5時間ほど下って
タンボチェ(Tengboche)  3,980mまで戻ってきました

タンボチェ(Tengboche) での宿泊ロッジ
「Tengboche guest House」

疲労や精神的なものが ピークになってきました
『今日これだけ下った ということは、またその分登らないといけんのかな』
『ということは、その分また(カトマンズの街に戻って) シャワーを浴びれる日が遠のいてしまったのかな。手も顔も砂まみれ・爪の中も黒い砂や垢で汚いけど、十分に洗える水もない。シャワーも浴びれなくて、頭もヒリヒリツーンツーンすごく痒くて フケ立ってきてるし臭いし、もう一刻も早く帰りたい…。』

これからの予想される工程と、自分の状況や気持ち との折り合いを付けることができず
弱い不器用な私は、軽くウツが襲ってきて しばらく涙とともに過ごしていました

    ✳

夜、食事の前に。
ガイドさんより皆に話があると、声を掛けられます

今回は残念だけど、明日はこのまま 山を降りようと思っているよ。

えっ。。。(絶句)

私ひとりなら全然それで良いけれど、一緒に登ってきた他の 2人は。
私はここで待ってるから、みんなだけで上まで行ってきてよ!
天候もあったけど、私の体調のせいでまた足を引っ張りたくないし 歩くのも遅いし、私のせいでこの 2人を下山させてしまうのは嫌だ…!
あんなにエベレストの山の景色を見たがっていた人なのに!

本当は私も、ここまでせっかく やっとの思いで登ってきたのに、上まで行けずに下山なんて嫌だ…!
(さっきは 一刻も早く帰りたい なんて思ったけど、それはそれで嫌だ…!)

けれど他の 2人は驚きながらも、何となく納得している様子。
私のせいで、この 2人まで巻き添えにしてしまって一緒に下山なんて そんなの嫌…。

しかし後で 他の2人のうち、1人 ー つまり彼から 聞きましたが
私の高山病がひどくなってきたころに ガイドさんと この2人で話し合っていてくれたみたいで
『私の症状的には もうこれ以上、上に進むのは危険。だけど、ダイアモックスも飲んで 少し体調が回復していたら、私が夕食を完食できたら 明日先に進もう。(第1関門)』
『明日、朝起きてきて、私の症状をみよう(第2関門)』
『さらにまっすぐ歩けるかを見て判断しよう(第3関門)』

と、3人で話し合ってくれていたようでした。

それを聞いて、さらに涙が止まらず
他の2人の優しさと、こんなに連帯責任が大きく苦しいものかということに
2人への申し訳なさと、自分自身としても 上に行けなかった悔しさで、
その気持ちや大きさを 言葉として表す上手い表現が見つかりませんが
とにかく とてもとても 申し訳ない気持ちと 悔しい気持ちで 涙でいっぱいでした。

    ✳

(完全に 私の個人的な日記になってしまいました…。すみません。次回で日記も終了させます (•ө•;)☆)

 

 

 

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